青天井 blue arch of the sky 2005 8 31

 アメリカの原油先物相場が、青天井のように急上昇しています。
これは、投機資金に加えて、年金などの長期資金も参入して、
マネーゲームのようになっているが、原因とされますが、それだけではないと思います。
 今のところ、原油の需給には、問題ないと思いますが、
アメリカの製油所に、問題があると考えています。
 製油所の数が少なかったり、設備が老朽化していたり、製油能力が低かったりして、
それが、結果的に、石油不足を招いていると思います。
そして、その石油不足を材料にして、原油先物相場が、青天井のように急上昇していく。
しかし、急に、製油所の数を増やせないし、設備を更新することもできないでしょう。
 これは、日本にとって、対岸の火事ではありません。
アメリカの原油先物相場の火遊びが、ドバイや東京市場の価格に影響します。
 日本の政治家たちは、郵政改革や年金など、
まるで「恋は盲目」のように浮かれていますが、
エネルギー政策も、真剣に考える必要があります。
日本の場合は、原油を、あまりにも、中東に一極集中させています。
 原油輸入の多元化と、代替エネルギー政策を真剣に考えるべきです。
ある意味、政治家は、うらやましいですね。
郵政改革や年金など、好きなことに熱中していられるのですから。

ルイジアナ Louisiana 2004 11 29
 メキシコ湾に沈み込むルイジアナ。
この原因は、「石油の掘りすぎ」だけではありません。
「地下水のくみ上げすぎ」も問題です。
 私の故郷でも、「農業用水のくみ上げすぎ」による地盤沈下が問題になりました。
隣の町では、工業団地を作ったのですが、
「工業用水のくみ上げすぎ」による地盤沈下が、深刻な問題になりました。

書評 book review 2004 10 2
書名 ナショナルジオグラフィック 10月号
出版社 日経ナショナルジオグラフィック社
NATIONAL GEOGRAPHIC 10
 「海に沈む米国の大湿地帯」
「アメリカ・ルイジアナ州の大湿地帯がメキシコ湾にのみ込まれようとしている。」
 100年という時間で考えれば、
ルイジアナ州の大湿地帯だけでなく、
ミシシッピ川流域も、警戒が必要です。
 これは、「石油の掘りすぎ」だけが問題ではありません。
他にも問題があります。
もちろん、石油開発は、ほどほどにすべきでしょう。
物事には限度というものがあります。




































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